2009/12/06

東京 グランプリファイナル 2009 男子 SP 感想 -簡単に-



浅田選手のロシア杯考察をやるやるといいながら
いろいろと忙しくてぜんぜん書けないでいます。
このままでは、まったく欠けないまま全日本に突入してしまうわ…(´-∀-`;)
なんとか2,3日中に時間を作って書きたいと思います。

その前にグランプリファイナルの感想をいくつか。

今年の開催は日本でした。
いいですね~、東京。
ぜひ見に行きたい…ε-(o´_`o)ハァ・・
現地で観戦された方も多いのではないでしょうか?
実はいろいろと拙ブログで考察を書いてはいますが、
生で見たことないんですよね、スケート。
ジュニアとか、本当にアマチュアの人のやつなら何度もあるのですが・・・
そのくせ、えらそうにいろんなことをいっちょまえに書いたりして・・・
本当にいったいなんてやつなんだとわれながら思ってしまいます。

ゴメンナサ──・゚・(。>д<。)・゚・──イ

ま、そんな奴ですが、もしよろしければ少しお付き合いいただければと。


まず、男子のSPから。

特に、今回いちばん印象に残ったのは、ライザチェックの演技でした。




今年の世界選手権で優勝してから、何かが変わりましたよね、彼。
オーラというんでしょうか。すごく輝いて見えるんですが。
そして、あまりにも輝きすぎて、
エヴァの使徒か、デスノートのリュークに見えてしかたがないwww

長身を生かしたダイナミックな動きは、以前は少し窮屈そうに見えたのに、
今シーズンのライザはより大きく、逆にリンクを狭く見せるほどに迫力があります。
やはり世界王者になったという自信が
彼の演技を確かなものにしてるのでしょうね。
ジャンプもすばらしいし、ステップもいいですね。
ライザって、本来ならばすごく不利なスケーターだと思うんです。
フィギュアスケーターというのは身長が低いほうが、ジャンプを飛ぶのに有利ですから。
その点、ライザは188センチという長身ですから、
ジャンプを飛ぶときの負荷というのはハンパないはず。
一時期、伸び悩んでいたときもありましたよね。
ですが、今シーズンはジャンプの失敗もあまりなく、
オリンピックにむけての調整は順調という感じです。

昔はあまり印象の残らないスケーターだったのですが、
なんだろ、今年は気になってしょうがない。
今年からむちゃくちゃ好きなスケーターになりました。
がんがれ! ライサ!


お次は、織田信成選手



織田君も今シーズン飛躍した選手ですよね。
ほんとうに今年はすごいと思う。
てか、モロゾフ組は今年大躍進ですよね。安藤選手もそうですが。
あとで詳しく書こうと思いますが。
やはりモロゾフの戦略はぴたりとあたっているようですね。
もともと荒川選手を金メダルに導いた戦略家。
やはり新採点システムに熟知したプログラム編成は見事としか言いようがない。

そして、織田君自身も何かが変わった気がします。
織田君ってこんなにステップ上手かったっけ?

なんていうのかな、今シーズンはすごく大きく見えるというか、
すごく自分を出すのが上手くなったと思う。
いままでは、どこかジャンプだけという印象しかなくて、
ほかの要素はあまり上手いという印象はなくて、
そういう点では、高橋選手に劣るなと思っていたのですが、
今シーズンは本当にのびのびと、からだの底から自分を出しているというか、
表現力が著しく上がった気がします。
やはり4回転ジャンプを捨てて、
別の要素の質を磨いた結果が見事に現れていると思います。


そして、最後に高橋選手。



SP1位だった割には、この三人の中でいちばんいい演技じゃなかった。
少なくともわたしが見た限りはそういう印象でした。
歴代2位という高得点だったにもかかわらずです。
別に自分がプルヲタだから、
高橋選手の演技はまだまだプルには及ばないとか
そういうわけではないですよ。
男子に限っていえば、今回のGPFの男子はインフレ気味の点数でしたから。
ライザだって89点出してたし。
そうではなくて、なんというのかな。
高橋選手らしさがまだ戻っていないというか、そういう気がするんですよね。

高橋選手って日本人にしてはめずらしく自分を出すのが上手いというか、
すごく雰囲気がセクシーで、ああいうアピールができるっていうのは
本当に貴重というか、高橋選手の持って生まれた才能だと思うんですよね。
あの雰囲気だけは、さすがの氷帝、プルシェンコでも出せないものだと思います。

そのいつもの雰囲気がですね、なんかいつもよりも硬いというか、
本調子じゃない感じがするんですよね。
以前の彼だったらもっと生き生きと滑っていたと思う。
特に全盛期だった2008年の四大陸選手権とか。
あれは彼のネ申演技でしたが、
あのときの高橋選手はもっとすごかったし、
歴代最高得点が出ても納得できるものでした。

ですが、この大会を見てまだ本調子ではないのだなということが分かります。
あれだけの大怪我から復帰したわけですから、
そんなに簡単に2008年ごろの調子に戻るわけはないのですが。
しかし、あれだけの実力の持ち主ですから、
もっと力を出せるはずと望んでしまうのはぜいたくなのでしょうかね。
ま、オリンピックまでにはきちんと調整してくると思いますが。