2009/06/07

真の天才とは?~エフゲニー・プルシェンコを見る ちょこっと脱線~



長らくお待たせいたしました m(。≧Д≦。)m

プルシェンコ特集・第二弾をやりたいと思います。

ちなみに彼の境涯とか生い立ちとかはここではやりません。
googleで検索したり、wikiで探してみてください。
世界中には熱心な彼のファンがたくさんいて、
その方のサイトとか見たほうがずっと有益だと思いますので。
なまじわたしのようなニワカファンが書いたところで、
それほど詳しい情報を得られるわけでもありません。

ここではあくまでも彼の動画を中心に
いかにして彼が天才なのかを見ていきたいと思っています。

また来年のバンクーバーオリンピックでは彼が復帰する予定です。
伝説の天才スケーター・プルシェンコの復習を
いまのうちにしておくのもいいかと。


それにしても、ロシアはまさにおそロシアですねぇ。

ロシアスケ連の会長はプルシェンコに金メダルを期待しているようです。

ゥ──σ(・´ω・`;)──ン

なんていうのかな。
ロシアという国は、知れば知るほどそう思うのですが、
ソ連が崩壊して、体制が自由主義・資本主義に移行したにもかかわらず、
考え方がまだ『ソ連』なんですよね (;^ω^A
まあ、頭が社会主義ということですよ。

いまのプルシェンコは全盛期の過ぎたスケーターです。
4年前ならいざ知らず、今の彼は満身創痍。
正直、どこまでやれるかはわかりません。
五輪出場どころか、GPSに出場できるかどうかだってわからないのに。

しかし、このロシアのスケ連は
要求だけはしっかり結果を求めちゃうんですね。
社会主義というのは、ある意味人間性を否定するシステムですから、
プルシェンコの健康問題とかそういうことはいっさい考慮しないわけです。
彼をサイボーグか何かだと思っているのでしょうか。

確かに全盛期の彼はサイボーグ並みに完璧な選手だったことは認めますが。


ここで、プルシェンコの復帰についてわたしの個人的意見を述べますと、
正直あまり期待していません。
ただちに復帰を撤回して引退すべきだとさえ思っています。

もちろんそれは彼自身が決めることですし、
彼が好きなようにやればいいし、
彼の決定を応援するのが本当のファンなのでしょう。

しかし、何度もいうように彼の健康問題は
決して小さなものではないのではありません。
ひざを何度も手術していることですし、満身創痍なのです。
競技に復帰することにより、かえって健康が悪化する可能性だってあるわけで。
ひざに負担をかけることにより歩けなくなることだってありうるんですよ。

スケーターにとって恐ろしいことは
競技を引退したあと数十年経って怪我の後遺症が現れることです。

昔選手だったコーチの方の話によると、
20年ぐらい前に怪我をした部分がある日突然痛み出して、
朝起きれなくなることがあったらしい。

当然あれだけひざの負担をかけていたプルシェンコだって、
そういう日がいつか来ると思うのです。

そういうことを考えたら、なるべく競技は控えて
過去の栄光を抱えたまま楽しく暮らすことを考えてはどうかと。。。

わたしはトリノからファンになったものなので、
実際に競技をする彼を見たいという欲求はあります。
でも、競技中に転倒して歩けなくなってしまう場面に出くわしたらと思うと・・・

本田武史さんも競技の最中に
4回転ジャンプを失敗し転倒。
立ち上がることができずに車椅子で運ばれるという事態に。
靭帯を裂傷し、足首が地に付かない状態だったそうです。
その後、彼は二度と競技に復帰できませんでした。

もしかしたら、プルシェンコ本人にもそういうことが起こりうる場合もあるわけで・・・


実際彼はがんばっていますけれどもね。

↓↓↓↓↓




4Tをがんばって練習しています。
ただ前にも少し書きましたが、
体重のせいなのか着氷が危ういです。
この着氷を克服しないと厳しいですね。

まあ、4回転が戻らなくても3Aが飛べさえすれば
今の競技レベルでは大丈夫ですからね。

こんなことを書いてしまって、熱心なファンに怒られるかもしれませんが。

でも、なるべく体を大事にしながら競技をしてほしい。
そして、あまりプレッシャーを感じたりせずに、
結果を気にしないでやってほしいものですね。

本当に無理をしてほしくはないです。
何度もいいますが、彼はサイボーグではないのですから。