2008/02/16

emoを考察してみる①。

なぜか勝手にemo特集になっているんですが、
でも、最近emoを聞いていてすごーく気になることがあるというか。
emoって登場したときは、それほどみんなルックスにこだわってなくて、
むしろイケてないヒトたちが多かったというか。
まあ↓のjimmy eat world辺りがその典型だと思うんですが。


子供の頃にLAメタルの洗礼を受けて、ミュージシャンになることを憧れながらも
そのオタクなルックスからミュージシャンにもなることができず、
日々悶々としながら、内省的なイギリスのニュー・ウェイブを聞いて鬱屈した感情を晴らしていたというような、むしろweezer辺りからネタを引っ張ってきた感じがしていたんですが、
だんだん時代が新しくなるにつれて、emoが変わってきたというか。
特にルックスの面での進化が著しいと思うんですが…。
↓のAFIのDavey姐とか。

黒髪、メイク、ピアス、タトゥーと何でもありな雰囲気が。
特に瞠目すべきは、とてもgothに寄っているということ。
↓のalkaline trioもそうですよね。いちおうemoなんですけれども、gothテイストもしっかり持っている。現にイギリスのメディアではゴス・パンクとして紹介されていたし。
わたしはgreendayのビリー・アームストロングを思い出しますが。


最近のemoは、ルックスの面で一つの型があるような気がします。
基本、黒髪。で、必ず9:1に分ける。これポイント。時にはメッシュを入れたりしてもいい。
さらにアイライナーは必須。特に目張りは強調して。
ボディ・ピアスはタトゥーは絶対。多ければ多いほどよし。
服装は基本黒めで、ピタTまたはスキニー。必ずしもやせてる必要はなし。
それでも、無理やりスキニーを着る。


↑ こんな感じですよね。もうまさしく最近のemoって感じで。
どうしてみんなこういうルックスをするようになったのかは不明ですが、
わたし個人の見解としては、emoスタイルの雛形を作ったのは↓の
fall out boyのピート・ウェンツだという気がしてならないのですが。
もちろん、goth emoをブレイクさせたのはマイケミだということは承知ですが、
でも、彼らのアメリカでのブレイクもデカい。
特にピートのあの独特の9:1に分けた黒髪のヘアスタイルは ↓↓↓


確実にその後のemoキッズ達に多大な影響を与えたと思うんですけれどもねえ。
少なくともピート以前にあの髪形はなかった気がするし。